当社は桃山末期に現在の有沢に「鹿嶋社」として創建。
二代富山藩主前田正甫(まさとし)公は、鹿嶋の神を産土神として特に御崇敬になり、新たに現地に遷宮され、富山藩の「裏鬼門除け祈願所」として、当地開拓の初めに磯部一帯に亘り広大な境内地を有し御鎮座になった。
([磯部のお庭]に一部) 又、歴代藩主には万民の病気平癒・領民の健康長寿・医療の道(売薬業)の繁栄を祈願された。
尚、「柏の葉に乗って神通川を降ってこられた」との伝説もあり([樫葉大明神]の別称も残る)、民間信仰として「水」の御神徳顕著にして、「雨降ってござった柏さんの祭」と唄って御神徳を称え奉った。